hokkun blog

技術の話をメインに、たまに糖質制限の話とか色々したい予定。

「絵で見てわかるシステムパフォーマンスの仕組み」(翔泳社)ざっと読んだ

会社に入って職業エンジニアとして飯を食ってきて、アプリケーションロジックや、アーキテクチャのことについて少しずつ詳しくなってきた(と思う)。しかし、パフォーマンス関連の話題がどうしても網羅的な知識が足りない気がしていて、いい感じの本がないか探していたところ、表題の書籍が見つかったのでまずはざっと読んだ。

絵で見てわかるシステムパフォーマンスの仕組み

絵で見てわかるシステムパフォーマンスの仕組み

一章は簡単にアルゴリズムの話題。情報科学専攻でエンジニアになった人にとってはすこし簡単すぎる説明かも知れないが、逆に言うとこれだけでも知っておくと役立つ現場もある、ということを知れていいかも。

二章、三章はパフォーマンス分析について Linux コマンドなどの実践的な内容も含めて紹介されてる。筆者の性格なのか、無理やり目でもフォーマットを揃えていろんな話題を論じようとしているのが見えるが、僕には割と合っていたのでよかった。四章は前章までの基礎知識を基に、チューニングにおける定石等をまとめている。ここはたまにちらっと目を通して振り返る感じにしたらよさそう。実際のチューニング例などもある。

五章はパフォーマンステストに関して。ここは少し難しくて、実は僕が一番知りたいのはこのあたりだったのだが、ウォータフォール型における開発工程とその中におけるパフォーマンステストのあり方等を詳細に書いてあって、少し自分の置かれている状況にはマッチしなかった。大規模な受注開発とかだとあそこまで役割分担するのだろうか?

六章・七章はそれぞれ仮想化環境・クラウド環境におけるパフォーマンスチューニングについて。さすがに少し自分の(今の)技術的・立場的な意味で少しオーバースペックな内容だったので、ふーんといいながらかなり流して読んだ。仮想化環境における CPU /メモリのオーバーコミットの説明とかは勉強になった。

今後、実際に手を動かしながら、二〜四章をもう少し何度か参照することになるだろう。

実は、会社で JVM のチューニングで有名な↓の本も買ってもらって何度か呼んでいるが、基礎知識が足りないのか理解度が半分くらいな気がする。先輩に頼って勉強会でもしようかしら。。

Javaパフォーマンス

Javaパフォーマンス